正しい知識を消費者に 国産鶏肉等の安心・安全シンポジウム

(社)日本食鳥協会(井島榮治会長)は、3月20日に東京・中央区銀座の銀座フェニックスホール、翌21日には福岡市・中央区天神のエルガーラホールで『国産鶏肉等の安心・安全がよくわかるシンポジウム2005』を開いた。
国産の鶏肉・鶏卵の安全性や栄養面での必要性、さらには食生活での役割など、正しい情報を消費者に提供することによって、昨年発生した高病原性鳥インフルエンザによって消費者が抱いた不安を解消し、消費の安定拡大を図ろうと、農林水産省生産局と(独)農畜産業振興機構、(財)日本食肉消費総合センターの後援(協力=(社)日本養鶏協会、(社)日本卵業協会、日本鶏卵生産者協会、全農)を得て開いたもの。
フリーアナウンサーの荒川強啓氏が司会を務めた東京会場には、消費者や鶏肉・鶏卵関係者ら約230人が出席し、大阪府立大学大学院の向本雅郁助教授が「国産鶏肉等の安全性について」、大塚製薬(株)健康推進本部の佐藤和子本部長が「正しい食生活で健康管理を~鶏肉と鶏卵の上手な食べ方」について基調講演した。
講演後には、荒川氏をコーディネーターに、講師の向本助教授と佐藤本部長、京都産業大学の駒井亨名誉教授、家庭料理研究家の奥薗壽子氏、日本養鶏協会の村石愛二副会長、日本食鳥協会の井島榮治会長が「安心・安全の国産鶏肉等で正しい食生活」についてパネルディスカッションを行なった。
翌21日の福岡でのシンポジウムには、前日に震度6弱の大地震が襲ったにもかかわらず、200人を超える消費者らが出席。向本助教授と佐藤本部長が基調講演し、RKB毎日放送の坂口卓司アナウンサーをコーディネーターに、向本助教授と佐藤本部長、駒井名誉教授、セツコ母の味サロン主宰の上村節子氏、日本鶏卵生産者協会の高嶋浩司理事、日本食鳥協会の松田次郎理事とパネルディスカッションを行なった。

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