小林農機販売 石灰水散布機『マッキーGo!』を改良 消毒薬にも対応、片手操作で簡便に切り替え

㈱小林農機販売(二木哲郎社長―本社・宮崎県小林市)は、このほど高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)対策の一環として開発した石灰水散布機「マッキーGo!」について、消毒薬も散布できるように改良した。

同社はこれまで、敷地用石灰散布機「石灰まき KN-100型」や「マッキーGo!」などを販売してきた。今回の改良は、宮崎県西都市でブロイラー事業を展開する㈱久都みやざきの黒木憲介社長のアイデアを基に開発した。

最大の特長は、ノズルの向きを変えるだけで石灰水と消毒薬(「ロンテクト」「ビルコンS」など)を切り替えて散布できる点。ノズルは片手で簡単に上下の切り替えができ、鶏舎の天井・壁・中空部分などにも対応する。

散布後の乾燥も早く、翌日には鶏舎内で作業できる。9万羽規模の鶏舎であれば、作業者1人が半日ほどで石灰水を散布できる。鶏舎の内外を問わず使用できる点も実用的で、これにより養鶏場での衛生管理の効率化が期待できる。

機体の寸法は、全幅1100mm×全長2200mm×全高1420mm。小型タイプのため、小型トラックに載せて移動できる。

問い合わせは同社(電0984-27-0391、F0984-27-0600)へ。