IPPEマー ケットプレイス オンラインで開催

世界最大規模の家きん関連産業の展示会として例年は米国アトランタで催されている「国際生産加工展(IPPE)」が今年は1月25~29日の期間で『2021IPPEマーケットプレイス』と題してオンラインで開かれた。

ウェブサイトは、登録すると企業概要や連絡先などが閲覧できる出展企業の紹介コーナーと、様々なトピックについて解説するオンラインセミナーのコーナーに分かれ、企業紹介コーナーには、世界の畜産・養鶏関連機器メーカーや育種会社、薬剤・資材メーカーなど1123社が登録。

育種関係では、エビアジェン、バボルナ・テトラ、コッブ・バントレス、H&Nノースアメリカ、ヘンドリックスジェネティックス、ハバード、ハイラインインターナショナル、ノボジェンなど。

設備関係では、バーダー、ビッグダッチマン、チックマスター、チョアタイム、カンバーランド、ファッコUSA、ファーマーオートマチックオブUSA、ハッチテック、ヘルマン、ジェームスウェイ、ヤンセン、ルービン、マレル、メイン、パスリフォームノースアメリカ、ピーターサイム、ロクセル、サルメット、サノボテクノロジーグループ、ベンコマチック、ビスコンハッチェリーオートメーション、ズカミなど。

飼料・ワクチン・薬剤・資材関係では、オルテック、ベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルス、カーギル、セバアニマルヘルス、DSMニュートリショナルプロダクツ、デュポンアニマルニュートリション、エランコアニマルヘルス、エボニック、EWニュートリション、ワクチノーバ、ゾエティスなど。

日本発の企業も、アサヒバイオサイクル、カルピスアメリカ、中部エコテック、日立アメリカ、晃伸製機、ナベル、大森機械工業などが出展。

これらの企業のほか、アメリカン・エッグ・ボードや米国飼料産業協会などの団体、オーバーン大学やテキサスA&M大学、カンザス州立大学、ジョージア大学などの畜産研究機関、米国農務省の関連部署などの行政機関の名前もみられた。

セミナーのコーナーでは、有料・無料を合わせて約250のプレゼンテーションや講義が公開され、同時開催の国際家禽学フォーラムや国際レンダリングシンポジウム、米国飼料産業協会の飼料生産講習プログラムなどでも多数のセミナーが実施された。

企業からは「酵素やプロバイオティクス、微量栄養素」「マレック、IBD、ILTなどの新しい混合ワクチン」「自動化システム・ロボット」「ブロックチェーン技術の活用」「データの集積によるスマート農業(畜産)」「孵化場での新技術」「近赤外線分光による成分分析技術」などに関する演題がみられ、企業紹介コーナーでも様々な新技術をPR。ビッグダッチマンは同社のシステムが見学できる「360度バーチャルツアー」、エボニックは生産現場で使える近赤外線(NIR)飼料原料栄養測定サービス「アミノNIRポータブル(AMINONIR Portable)」、ファッコは北米でも1000万羽分以上販売しているケージフリーシステム「リベラカーザ」「リベラデッキ」など、ハッチテックは日本語でも視聴できるラミナーエアフロー技術などの解説動画、オルテックは同社が掲げている『Planet of Plenty (豊かな惑星)』ミッションなどを紹介した。

同展事務局の発表によると、131か国から8万1000人が参加。次回は2022年1月25~27日に、再びアトランタのジョージア国際会議場での開催を予定している。