にぎやかに『鶏王国、北いわて。とり合戦』 チキンの魅力を県内外に発信

わが国でナンバー3の生産量を誇る岩手県の“チキン産業”の魅力を県内外に発信しようと、『鶏王国、北いわて。とり合戦』(主催・岩手県)が8月9、10の両日、東北新幹線の二戸駅に隣接した観光物産センター「カシオペアメッセ・なにゃーと」で催され、多くの家族連れや観光客らが、盛りだくさんのイベントやチキン料理を堪能した。
岩手県チキン協同組合が、炭火で豪快に焼いた「もも肉の照り焼き」「肩こにく(むねこにく)焼き」などを販売し、県内の味自慢の飲食店や、鶏肉消費の盛んな九州各地の有名店も出店。屋外スペースでは、ビール原料のホップの産地でもある岩手・青森の5市町と連携協定を結ぶサッポロビール(株)が「ビアパーク」を設営し、来場者が焼きたての焼き鳥などをつまみに、生ビールで喉をうるおす姿がみられた。
会場内のステージでは、「コケコッコー!」と叫ぶ長さを競う「絶叫長さ合戦!」、“イチノベパンの愛称で親しまれる一野辺製パン(株)特製「いちカラドッグ」早食い合戦、「北いわてチキンクイズ」「簡単チキンクッキング」などを実施したほか、わずかの手勢で豊臣の大軍に立ち向かった戦国武将、九戸政実を主人公に、地域の顔役も多数出演する市民劇を10月に二戸市で公演することなども紹介した。
チキンクイズでは、岩手県北に拠点を置く(株)阿部繁孝商店の阿部繁之社長、(株)十文字チキンカンパニーの十文字保雄社長、(株)フレッシュチキン軽米の穴吹仁士社長、プライフーズ(株)の鎌田輝彦人事総務部長が、チキン産業にまつわる12問を出題。「4社の生産量は、日本全体の15%より多い?」(正解は17.4%)などの難問を見事正解した来場者に、大きな袋に入った豪華景品がプレゼントされた。
クッキングコーナーでは、十文字チキンカンパニー営業部の原翔(はら・つばさ)主任が、中抜き鶏を鮮やかにさばき、料理研究家の小野寺惠さんが「スパニッシュチキン」「手羽先のあまから揚げ」「オリエンタルチキンライス」の3品の調理を実演。「皮目の反対を少し焼いてからひっくり返すと、肉が反り返らず中まで火が通りやすい」ことなど、おいしいチキン料理のポイントを分かりやすく解説した。
【岩手県チキン協同組合は、組合員各社の約40人が協力して、新鮮なチキンを使ったもも焼きや焼き鳥などを販売(左上)。クイズを通じて、地域の主要産業であるチキン生産の規模の大きさや、国産チキンの安全・衛生管理体制の高さなどを伝えた(左中)。原さん(左から2人目)の包丁さばきで、もも肉や手羽、ささみなど、おなじみの鶏肉の部位が現れると、会場からも自然と拍手が(左下)。
宮崎県日向市じとっこ組合は、「みやざき地頭鶏の炭火焼」、鹿児島のみやま本舗は、親鳥の「桜島溶岩焼」などを出展(右上)。大分県中津市の“中津からあげ”を関西圏を中心に販売している「空とぶからあげ」は、終日行列が絶えないほど大人気(右中)。「ぶっとべ」は、二戸若手料理人の会が昨年、特産の豚(ぶ)、鶏(と)、短角牛(べこ)の3畜種を使って開発。つくねは菜彩鶏の軟骨入り(右下)】