都卵協が恒例のたまごフェスティバル

フェス開始時にこの行列!

11月5日の「いいたまごの日」を祝おうと、東京都卵業協会(会長=山田昇㈱山七食品社長)は11月11日、JR錦糸町駅南口駅前広場で『たまごフェスティバル』を実施した。

同協会の会員と関係者が、100円以上の募金に対し国産鶏卵を贈る『たまごチャリティ』や、卵加工品のチャリティ販売、タマリエ検定などを通じて消費者と直接交流し、卵の魅力をアピールするもの。集まった募金は諸経費を差し引き、東日本大震災の被災地に寄付している。

広場は開始時刻の午前11時前から人であふれ、たまごチャリティのコーナーには大行列が…。久松一弘実行委員長(㈱ヤマナシヤ社長)からマイクを受けた山田会長は、黄色い法被や〝たまニコTシャツ〟を着たメンバーに「今日は卵のおいしさ、栄養の高さを示していこう!」と激励のメッセージを送り、予定を10分繰り上げてイベントをスタートさせた。

コレステロールについて説明中

会員と関係者は「1日2個食べても大丈夫」「夕飯に卵料理はどうですか?」などと会話を楽しみながらチャリティ販売。タマリエ検定もすぐに長い行列ができ、参加者は全7問を通じて卵の正しい情報に触れた。会員は検定参加者に卵をプレゼントして募金を呼びかけ、全問正解した人には認定証と、全国たまご商業協同組合発行の『たまごギフト券(100円券)』を手渡した。

キユーピータマゴ㈱は卵の高い栄養価などをPRし、コレステロールへの誤解を払しょくするためのパネルを展示。足を止めて知識を得ようとする消費者も見られた。

横浜市から買い物で訪れた男性は卵を手に「いまは言われないが、以前の健康診断では卵を控えるように言われたこともあった。これからはあまり個数を気にせず食べたい」とコメントし、地元・墨田区在住の女性客は「卵って普段はあまり意識しない食材。でもこういう場所に来ると意識しちゃうね(笑い)」と話していた。

たまごをチャリティー販売

用意した卵約1500パックは正午に完売。鶏卵業界の若手、中堅、ベテランが協力し合う姿を前に、イベントの〝歴史〟を知る天野一夫顧問(天野商事㈱社長)は「都卵協のたまごフェスティバルは有楽町駅前で始まり、銀座の松坂屋前など場所が転々と変わってきた。最近は錦糸町に定着し、大勢の人が集まってくれることを嬉しく思っている。来年90歳になる私は出てくるだけだが、皆さんには頑張ってほしい」とエールを送っていた。

イベントの協賛企業は㈱愛たまご、アグリテクノ㈱、アルム㈱、㈲安保農場、イセ食品㈱、伊藤忠飼料㈱、キトクフーズ㈱、キユーピータマゴ㈱、㈱栗駒ポートリー、㈲コウノ鶏卵、㈱コトブキ園、㈲サカイフーズ、JA全農たまご㈱、中部飼料㈱、㈱ナカデケイラン、日本農産工業㈱、㈲昔の味たまご農場、㈲都路のたまご(順不同)。