研修会を開催 日本シュリンク包装卵協会

日本シュリンク包装卵協会(略称・JSA、会長=北野英明丸紅エッグ㈱社長)は8月29日、大阪府吹田市のサニーストンホテル江坂で第12回JSA研修会を開いた。

シュリンク包装卵は、サルモネラ対策を目的に開発された包装形態。1段30卵のトレーを何段か重ね、特殊なフィルムでパックしたもので、衛生的かつコンパクトで冷蔵庫に入れやすいことから、業務・外食向けに適した包装形態として普及が進められている。

同協会は、シュリンク包装卵の普及を目的に2005年に設立され、全国の鶏卵流通企業や生産者、関連企業が会員となっている。鶏卵生産者や流通企業向けに独自の農場生産管理基準やGPセンター管理基準を設定し、これらが守られているかどうかを第三者が監査したうえで、これをクリアした商品には、同協会の認証シールを貼付して安全・安心な鶏卵の流通に努めている。

研修会では、北野会長のあいさつに次いで、イカリ消毒㈱による第三者監査の結果を報告。㈱ナベル開発本部研究グループの樫森亜由子氏が「卵の衛生管理と装置の性能検査」のテーマで講演し、質疑応答ののち、懇親会を開いて活発に情報交換しながら親睦を深めた。