共和機械 ハッチテック社と販売エージェント契約締結

IPPSで同社製品を紹介

共和機械㈱(友末琢磨社長―本社・岡山県津山市河面375)は、このほどオランダの国際的な孵卵機メーカー、ハッチテック社(HatchTech Global B.V.、ティーゼ・ミーターCEO―本社・オランダ、ユトレヒト近郊ヴィーネンダール)と、日本国内向けの販売エージェント契約を締結したと発表した。

ハッチテック社は近年、孵化直後の鶏ひなに水と餌を与えることで、強く健康的な初生ひなの発育を促す『ハッチケア』などの先進的な商品群を発売している孵卵機メーカー。

ハッチャーやセッター内部の温度・湿度・CO2濃度を理想的な環境にコントロールする「マイクロクライマーテクノロジー」や、孵化卵やひなの周囲の気流を隅々まで均一にする「ラミナーエアフローテクノロジー」など、独創的な知見に基づき開発された特許技術と、革新的な孵化関連システムを相次いで開発しており、米国のIPPE展や、タイや欧州でのVIV展など、各国の国際的な畜産展示会で、その特徴ある製品群が注目されている。

世界トップクラスの農業研究機関として知られるオランダのワーヘニンゲン大学などとも協力し、ひなに最適な孵化・育すう環境を実現する研究を進めており、欧州の〝ひな質ランキング〟で上位の孵化場や、世界最大規模とされる中国河北省の年産5500万羽規模の孵化場へ導入されるなど、国際的に高く評価されている。

ただ、これまでは日本国内での導入事例が限られ、国内での認知度は高いとは言えない状況にあった。このため、まずはハッチテック製品に関する詳細な情報を日本国内向けに発信するものとして、共和機械では5月30日から6月1日まで名古屋市のポートメッセなごやで開催される『国際養鶏養豚総合展(IPPS2018)』の同社ブース(C81)内にハッチテック社の特設展示エリアを設けることにしているとのこと。

展示会の開催を迎えるにあたり、共和機械とハッチテック社は「多くの皆様のご来場を、心よりお待ちしています」とコメントしている。

【ハッチケア(左上)、ラミナーエアフロー(左下)、マイクロクライマー(右下)】