9月に岡山、10月に白河で開催 令和5年度・種鶏孵卵衛生管理士研修会

(一社)日本種鶏孵卵協会(都丸高志会長)は会員企業の社員らを対象とした令和5年度の「種鶏孵卵衛生管理士研修会」を9月12~15日に岡山市北区の岡山国際交流センター(岡山会場)、10月10~13日に福島県白河郡西郷村の(独)家畜改良センター中央畜産研修施設(白河会場)で開く。

1日目は午後1時30分から都丸高志会長による開講式の後、オリエンテーションを実施。都丸会長が「わが国の養鶏と種鶏孵卵業(レイヤー)」、同協会の工藤裕治常務理事が「同(ブロイラー)」、(独)家畜改良センター兵庫牧場の山本力也業務課長が「家禽の育種と産業構造」について講演する。

2日目の午前は卵用鶏と肉用鶏に分かれ、卵用鶏は㈱ゲン・コーポレーションの橘亮介生産部門長代理による「卵用種鶏の飼養管理」とフリーディスカッション(アドバイザーは同社の後藤裕司技術情報部門長代理、進行役は同社の清水章弘社長)。肉用鶏は㈱日本チャンキーの田中康之技術部長による「肉用種鶏の飼養管理」とフリーディスカッション(アドバイザーは田中氏、進行役は岡山会場が山上祐一郎㈱福田種鶏場社長、白河会場が車田信彦㈱福島エンヤ社長)。

午後は明治アニマルヘルス㈱研究開発部の末永清剛研究開発課長が「鶏の病気とワクチン」、㈱ピーピーキューシー研究所の白田一敏社長が「鳥インフルエンザの基礎知識」と「高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)発生事例の分析と今後の防疫対策」、㈱中嶋製作所営業部営業技術課の山根京平課長補佐が「鶏舎内設備の保全」について講演。

3日目の午前は日本レイヤー㈱の溝口竜也孵卵部長が「孵卵の基礎」、日本チャンキーの田中氏が「孵卵技術の注意点」について講演。午後は(公社)畜産技術協会の竹原一明参与が「疾病の予防対策」について講演し、溝口氏と田中氏による「鶏杯の観察実習」(岡山会場は福田種鶏場、白河会場は福島エンヤの発育卵)を実施。続いて田中氏が「ヒナの保管と輸送の管理」、東西産業貿易㈱機械事業部商品課の春木昭彦氏が「予防的メンテナンスのトラブルシューティング」について講演する(白河会場は「鶏杯の観察実習」「ヒナの保管と輸送の管理」「疾病の予防対策」「予防的メンテナンスのトラブルシューティング」の順)。

4日目の午前は㈱ウェルファムフーズの橋本信一郎防疫対策部会長(獣医学博士、獣医師)が「種鶏孵卵現場のトラブルシューティング」、東京農工大学農学部生物生産学科の新村毅教授が「アニマルウェルフェアを巡る最近の動き」について講演。続いて試験を実施し、閉講式(岡山会場は日本チャンキーの吉田忠司顧問、白河会場は日本レイヤーの橋本亘社長〈いずれも日本種鶏孵卵協会副会長〉があいさつ)終了後の午後1時に解散。

詳細は同協会事務局(電03-3297-5512、F03-3297-5513)へ。