鶏肉1.6%減、鶏卵2.4%減 8月の家計調査購入量
総務省統計局は10月8日、令和3年8月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染症対策の影響で内食需要が高い畜産物の購入量は、大幅に増えた前年の反動により減少したものの、コロナ禍前の一昨年を上回っている。
全国1世帯(世帯人員=2.93人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比1.6%減の1.449キロ(1人当たりは1.0%減の495グラム)、支出金額は0.5%減の1341円(同0.2%増の458円)。
鶏卵の購入量は2.4%減の2.682キロ(1人当たりは1.7%減の915グラム)、支出金額は9.0%増の900円(同9.7%増の307円)。
このほかの購入量は、牛肉は1.6%減の603グラム、豚肉は3.8%増の1.896キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は6.3%減の210グラム、ドレッシングは7.7%減の216ミリリットル、生鮮魚介は1.8%減の1.753キロ。
弁当や総菜など調理食品の支出金額は4.4%増の1万2098円(やきとりの支出金額は0.8%減の256円)、学校給食を除く外食の支出金額は14.4%減の9445円。
これらを基に本紙で試算した1~8月累計の鶏肉の購入量は前年同期比4.2%減の11.971キロ(1人当たりは3.5%減の4.080キロ)、支出金額は3.2%減の1万978円(同2.5%減の3742円)。
鶏卵の購入量は3.0%減の21.997キロ(1人当たりは2.2%減の7.498キロ)、支出金額は0.6%増の6830円(同1.4%増の2328円)。
1人当たりの購入量は表「家計調査・1人当たりの購入量の推移」の通り。