『ACTechくん蒸剤』発売 クリーンケア 消毒到達を〝見える化〟

㈲クリーンケア(大久保善彦社長―本社・大阪市西区)は5月8日、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)対策向けの二酸化塩素ガスくん蒸剤『ACTechくん蒸剤』を発売した。
同社は、HACCPや飼養衛生管理基準の考え方に基づき、農場防疫を「多層」で捉える「ACTech多層防御戦略」を掲げて製品開発を進めている。今回の新製品は、昨年発売した「ACTech畜産用&消石灰」に続く第2弾として位置付けている。
『ACTechくん蒸剤』は、鶏舎内に残存する病原体やロット間の持ち越しリスクを低減し、次ロット導入前の舎内環境をリセットするもの。二酸化塩素ガスがケージ裏、給餌ライン上部、天井梁、換気ダクト、スノコ下などへ自然拡散し、液剤散布では届きにくい死角まで到達する。多段ケージ鶏舎や無窓豚舎など、複雑な構造の施設でも均一な処理が可能としている。
また、使用直前に2液を混合して二酸化塩素ガスを発生させる用時調整方式を採用。混合後約2~5分の退避猶予を経てガスが拡散する設計で、ガス拡散時は無人くん蒸となるため、作業者の暴露リスクや労災リスクの低減につながるという。専用機材が不要な点も特徴としている。
さらに、独自開発したCT値判定試験紙により、ガス曝露量(CT値)を「CT25」「CT60」「CT100」の3段階で可視化し、菌培養を待たずにガス到達度を現場で確認できる。試験紙の呈色記録は、HACCPや飼養衛生管理基準の作業記録・消毒エビデンスとして活用可能で、外注作業も含めた消毒工程の品質管理にも役立つとしている。

加えて、二酸化塩素は高湿度条件下で効果を発揮するため、畜舎水洗後の乾燥工程を待たずに施工可能。くん蒸自体も最短4時間程度で完了でき、空舎期間の短縮や畜舎回転率・稼働率の向上にも寄与するとしている。
分娩房・育雛舎などの小空間からブロイラー大型鶏舎・多頭豚舎まで、畜舎容積に応じた3サイズを展開(600g、4.5kg、11kg)。30~600立方メートルまで対応できる。
現在、1棟単位・1ロット単位でのテスト導入や現場デモを受け付けている。既存消毒とのA/Bテストによる菌検査、CT試験紙による結果判定、施工指導などにも対応する。
問い合わせは同社(電06-6584-0240、Eメール=cleancare●qu.main.jp)へ。
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