戸数で1.7%減、羽数で3.1%増 年間出荷20万羽以上層が増加 2月1日現在のブロイラー飼養羽数

農林水産省が公表した畜産統計(26年2月1日現在)で、昨年から調査を開始したブロイラーの飼養戸数は、廃業などにより前年比40戸(1.7%)減の2380戸、飼養羽数は同412万3000羽(3.1%)増の1億3574万7000羽で、この結果、1戸当たりの飼養羽数は同2600羽(4.8%)増の5万7000羽であった。
25年の1年間に3000羽以上のブロイラーを出荷した出荷戸数は、廃業などにより前年比30戸(1.2%)減の2410戸、出荷羽数は同266万3000羽(0.4%)増の6億5244万1000羽となり、1戸当たりの出荷羽数は同4400羽(1.7%)増の27万700羽であった。
地域別にみると、出荷戸数は九州で増加し、北海道、北陸、四国、沖縄は前年並みで、その他の地域で減少した。出荷羽数は、北海道、関東・東山、中国、九州、沖縄で増加し、東北、北陸、東海、近畿、四国で減少。出荷羽数では九州が全体の48.0%、東北が24.6%を占めた。
出荷羽数規模別(学校、試験場などの非営利的な飼養者を除く)では、前年に比べて出荷戸数、出荷羽数ともに3000~5万羽未満と20万羽以上の階層で増加し、5万~20万羽未満では減少した。
年間30万羽以上の階層は、出荷戸数が540戸で全体の22.4%(前年21.4%)、出荷羽数が3億9304万5000羽で、全体の60.2%(同59.7%)、このうち50万羽以上は戸数230戸で9.5%(同9.2%)、出荷羽数2億7097万1000羽で41.5%(同41.7%)であった。

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