反動減で鶏肉11.0%減、鶏卵3.6%減 5月の家計調査購入量

総務省統計局は7月6日、令和3年5月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で内食需要が高い畜産物の購入量は、大幅に増えた前年の反動減はあったが、コロナ禍の影響がない一昨年と比べると増加している。

全国1世帯(世帯人員=2.93人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比11.0%減の1.527キロ(1人当たりは10.1%減の521グラム)、支出金額は9.6%減の1426円(同8.7%減の487円)。

鶏卵の購入量は3.6%減の2.942キロ(1人当たりは2.6%減の1.004キロ)、支出金額は4.8%減の908円(同3.8%減の310円)。

このほかの購入量は、牛肉は17.0%減の597グラム、豚肉は5.0%減の1.923キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は4.0%増の263グラム、ドレッシングは8.0%増の242ミリリットル、生鮮魚介は10.8%減の1.995キロ。

弁当や総菜など調理食品の支出金額は5.9%増の1万1186円(やきとりの支出金額は2.7%減の218円)、学校給食を除く外食の支出金額は39.9%増の8547円。

これらを基に本紙で試算した1~5月累計の鶏肉の購入量は前年同期比3.5%減の7.621キロ(1人当たりは2.7%減の2.596キロ)、支出金額は2.5%減の7044円(同1.7%減の2399円)。

鶏卵の購入量は1.6%減の14.083キロ(1人当たりは0.8%減の4.797キロ)、支出金額は1.6%減の4221円(同0.8%減の1438円)。

家計調査・1人当たりの購入量の推移