鶏肉4.3%増、鶏卵4.5%増 9月の家計調査購入量

総務省統計局は11月6日、令和2年9月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルスの影響により内食需要が高い傾向は依然として続き、畜産物の購入量は前年同月を上回ったものの、前月に比べると、伸び率はやや鈍化した。

全国1世帯(世帯人員=2.95人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比4.3%増の1.401キロ(1人当たりは4.7%増の475グラム)、支出金額は6.8%増の1327円(同7.2%増の450円)。

鶏卵の購入量は4.5%増の2.678キロ(1人当たりは4.8%増の908グラム)、支出金額は5.6%増の805円(同6.0%増の273円)。

このほかの購入量は、牛肉は9.1%増の528グラム、豚肉は4.2%増の1.769キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は0.9%減の217グラム、ドレッシングは6.1%減の184ミリリットル、生鮮魚介は3.2%増の1.807キロ。

弁当や総菜など調理食品の支出金額は1.6%増の1万587円(やきとりの支出金額は4.2%増の199円)、学校給食を除く外食の支出金額は16.2%減の1万271円。

これらを基に本紙で試算した1~9月累計の鶏肉の購入量は前年同期比12.5%増の13.901キロ(1人当たりは13.0%増の4.703キロ)、支出金額は11.5%増の1万2669円(同12.0%増の4286円)。

鶏卵の購入量は7.1%増の25.347キロ(1人当たりは7.6%増の8.576キロ)、支出金額は12.6%増の7592円(同13.1%増の2569円)。

1人当たりの購入量は表の通り。