鶏肉11.3%増、鶏卵1.1%増 6月家計調査購入量

総務省統計局は8月7日、令和2年6月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言解除後の6月も〝巣ごもり需要〟が高い傾向は続き、畜産物の購入量は前年同月に比べて増えたが、緊急事態宣言期間中の4~5月に比べると、伸び率は鈍化した。

全国1世帯(世帯人員=2.95人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比11.3%増の1.599㌔(1人当たりは12.0%増の542㌘)、支出金額は11.0%増の1408円(同11.8%増の477円)。

鶏卵の購入量は1.1%増の2.761㌔(1人当たりは1.8%増の936㌘)、支出金額は9.5増の839円(同10.3%増の284円)。

このほかの購入量は、牛肉は7.4%増の564㌘、豚肉は6.4%増の1.881㌔、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は4.0%増の261㌘、ドレッシングは7.9%増の246㍉㍑、生鮮魚介は11.1%増の2.022㌔。

弁当や総菜など調理食品の支出金額は3.9%増の1万257円(やきとりの支出金額は1.9%減の203円)、学校給食を除く外食の支出金額は33.4%減の8563円。

これらを基に本紙で試算した今年上半期(1~6月)累計の鶏肉の購入量は前年同期比12.1%増の9.497㌔(1人当たりは12.6%増の3.210㌔)、支出金額は10.5%増の8630円(同11.0%増の2917円)。

鶏卵の購入量は7.5%増の17.071㌔(1人当たりは8.0%増の5.770㌔)、支出金額は14.0%増の5128円(同14.5%増の1733円)。

1人当たりの購入量は表の通り。