鶏肉は昨年7月以来の減 鶏卵も軒並み減少 6月輸入

財務省は2018年6月分の輸入・輸出通関実績をまとめた(表参照)。

《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比12.6%減の4万3894トン。鶏肉輸入量が前年同月を割り込んだのは昨年7月以来、11か月ぶり。このうちブラジルは17.5%減の2万9984トン、タイは5.7%増の1万2131トン。鶏肉調製品は6.7%減の4万1100トン。1~6月の輸入累計は鶏肉が前年同期比7.4%増、鶏肉調製品が7.2%増、鶏の肝臓が2.4%増、七面鳥肉が13.8%増、七面鳥くず肉調製品が74.6%増、家きん肉が67.7%増、家きん肉調製品が1.3%増、家きんの肝臓が72.2%増。

《鶏卵関係輸入》凍結全卵が前年同月比2.9%増加したが、ほかは軒並み減少した。凍結卵黄は25.4%減、全卵粉は11.7%減、卵黄粉は2.3%減、卵白粉は0.9%減。殻付卵は93.6%減の8トン。1~6月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比27.9%増、凍結卵黄が22.6%減、全卵粉が25.2%増、卵黄粉が19.2%増、卵白粉が8.8%増、殻付卵が93.8%減。6月の輸入卵の殻付換算は8052トン(前年同月比3.8%減)で、1~6月累計では6万43トン(前年同期比11.0%増)。

《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉の輸出実績は前年同月比0.5%減の793トン。このうち『鶏肉もも・むね』は香港に15トン、モミジなどを含む『鶏肉その他』は香港、ベトナム、カンボジアに779トンを輸出。殻付卵は香港とシンガポールに39.3%増の395トンを輸出した。