ブロイラー処理羽数1.9%増 平成29年度の食鳥検査
厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課は7月19日、「平成29年度と畜・食鳥検査等に関する実態調査」結果をまとめた。
29年度(29年4月~30年3月)の食鳥検査による食鳥処理羽数は、前年度(7億8938万5082羽)比1.7%増の8憶318万4641羽で、初めて8億羽を超えた。
このうちブロイラーは全体の88.4%(前年度88.3%)を占める7億969万524羽で、前年度(6億9675万638羽)比1.9%増。成鶏は全体の11.4%(同11.5%)を占める9142万3974羽で、前年度(9064万4280羽)比0.9%増。アヒル、七面鳥などの「その他」は全体の0.3%(同0.3%)を占める207万143羽で、前年度(199万164羽)比4.0%増。
大規模食鳥処理場と認定小規模食鳥処理場(年間30万羽以下の処理施設)での処理羽数割合をみると、大規模処理場での処理は、ブロイラーは98.6%(前年度98.6%)を占める6億9997万5429羽、成鶏は87.8%(同87.5%)を占める8023万5311羽、その他は21.2%(同19.8%)を占める43万9880羽であった。
食鳥処理場数は、大規模処理場が前年度と同じ146場(ブロイラー97場、成鶏29場、ブロイラー・成鶏17場、その他1場、休止中・実績なし2場)。
認定小規模食鳥処理場は同80か所減の1776場(ブロイラー720場、成鶏307場、その他62場、ブロイラー・成鶏85場、ブロイラー・その他13場、成鶏・その他17場、ブロイラー・成鶏・その他6場、成鶏・ブロイラー・その他2場、休止中・実績なし564場)であった。
30年4月1日現在の食鳥検査手数料は、最低3円、最高6円。ブロイラーと成鶏の全体平均は、平日4.32円(前年度4.28円)、時間外4.36円(同4.33円)、土曜日4.38円(同4.34円)、日曜日4.38円(同4.36円)、祝祭日4.38円(同4.36円)、年末年始4.38円(同4.35円)であった。