鶏卵、調製品とも減少 鶏卵は輸入減、輸出増 10月通関

財務省は2019年10月分の通関実績をまとめた。

《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比5.2%減の5万1591トン(ブラジル3.4%減、タイ10.2%減)。鶏肉調製品は9.9%減の4万5507トン。この結果、直近3か月(8~10月)の鶏肉輸入量は前年同期比7.0%増、鶏肉調製品は2.4%減となった。

1~10月累計は鶏肉が0.2%減、鶏肉調製品が0.7%増、鶏の肝臓が8.6%減、七面鳥肉が1.9%減、家きん肉が7.6%減、その他の家きん肉調製品が48.9%増。

《鶏卵関係輸入》凍結全卵は前年同月比40.2%減、凍結卵黄は77.1%増、凍結卵白は当月の輸入なし、全卵粉は26.3%減、卵黄粉は57.3%減、卵白粉は36.8%増。殻付卵は3.7%減の7トン。最大輸入品目の卵白粉は、直近3か月で前年同期比1.1%減。

1~10月累計は凍結全卵が8.9%減、凍結卵黄が15.2%増、凍結卵白が41.9%減、全卵粉が16.9%減、卵黄粉が21.9%減、卵白粉が10.1%増、殻付卵が10.0%増。

10月の輸入卵の殻付換算は前年同月比15.4%増の9953トン。1~10月累計では前年同期比3.5%増の9万3907トン。

《鶏肉・鶏卵関係輸出》10月の鶏肉輸出は前年同月比11.5%減の570トン。殻付卵は25.9%増の807トン。

1~10月累計では鶏肉が前年同期比4.7%減の7403トン。殻付卵が48.5%増の6833トン(全体の96.3%が香港向け)。