肉用若鶏は羽数、重量とも増加 平成29年の食鳥流通統計

成鶏は増加、その他の肉用鶏は減少

肉用若鶏の処理羽数と処理重量の推移

農林水産省は5月18日、平成29年の食鳥流通統計調査結果を公表した。食鳥流通統計調査は、平成27年から年間30万羽以上処理の食鳥処理場(厚生労働省が「と畜・食鳥検査等に関する実態調査」の結果として公表する年間30万羽以上処理の141処理場)のみが対象となり、県別の処理羽数などは公表していない。

29年の肉用若鶏(ふ化後3か月未満の鶏)の全国の処理羽数は6億8510万5000羽で前年に比べ1.1%増加し、処理重量(生体)は205万2065トンで2.1%増加した。1羽当たりの生体重量は2.995キロ(前年2.966キロ)で1.0%増加した。

その他の肉用鶏(ふ化後3か月以上の鶏で地鶏などを含む)の全国の処理羽数は594万3000羽で前年に比べ1.9%減少し、処理重量(生体)は1万9237トンで1.8%減少した。1羽当たりの生体重量は3.237キロ(前年3.232キロ)で0.2%増加した。

成鶏(採卵鶏または種鶏の廃鶏)の全国の処理羽数は8143万2000羽で前年に比べ0.6%増加し、処理重量(生体)は14万3597トンで0.4%増加した。1羽当たりの生体重量は1.763キロ(前年1.766キロ)で0.2%減少した。