最後まで使いやすい「スルッとボトル」 キユーピーハーフで165万本限定出荷

キユーピー㈱(本社・東京)は、このほど東洋製罐グループと共同で、中身が流れ落ちやすい「スルッとボトル」を新開発したと発表した。11月1日から『キユーピーハーフ』(300グラム入り)に採用して165万本限定で全国に出荷している。

キユーピーのお客様相談室には、これまで「中身が容器の内面に残って気になる」「なかなか落ちてこない」との声が多く寄せられてきた。なかには、はさみで容器を切って使うという人もいるため、中身が残りにくい「スルッとボトル」の開発に着手。特に油分が少ないカロリーオフのマヨネーズタイプ調味料で流れ落ちる効果が高いことが分かったことから、キユーピーハーフでの数量限定販売に踏み切ったもの。

「スルッとボトル」は容器の内側に、キユーピーハーフの原材料と同じ植物油で非常に薄い膜を作ることで、中身が自然にゆっくりと落ちるようになっている。効果は最後まで持続し、同社調べでは、使い残しを約60%削減できたとのこと。

キユーピーハーフは、1991年に発売。これまで味の改良に加えて、おいしさをより長持ちさせるための容器や製法の改良を続けてきた。容器の大きな改良は、酸化を防ぐ酸素吸収ボトルを採用した2005年以来、13年ぶり。限定販売品は、参考小売価格(税込み302円)や賞味期間(12か月)は通常商品と同じだが、パッケージ上部に「中身がスルッとボトル」との文言を表記している。