処理羽数は956万羽 成鶏更新・空舎延長事業
今年5月20日に標準取引価格が安定基準価格(163円)を下回って発動した鶏卵生産者経営安定対策事業(実施主体=(一社)日本養鶏協会)の『成鶏更新・空舎延長事業』は、9月3日に標準取引価格が安定基準価格を上回る168円となったため、前日の2日で終了した(食鳥処理場に予約されている場合は30日後まで対象)。
同協会によると、9月30日現在の事業実施状況は、成鶏出荷羽数で963万3279羽、処理羽数で955万9146羽で、最終的な羽数はもう少し増える見込み。規模別では、10万羽以上規模の実施比率が出荷羽数、処理羽数とも80.2%を占めている。
これまでの成鶏更新・空舎延長事業による処理羽数は、平成24年度が約558万5000羽、25年度が約502万4000羽、30年度が2度の発動で約985万4000羽となっている。
9月に入って上昇した鶏卵相場は、9月25日にM加重で東京、大阪、名古屋で200円、福岡で19円にまで値上がりし、10月10日現在、もちあいを続けている。