全農チキンフーズがアサヒブロイラーをグループ化

リテール・外食業態への販売強化へ

全農チキンフーズ㈱(山下武彦社長―本社・東京都港区、資本金23億700万円)は3月10日、㈱明治(松田克也社長―本社・東京都中央区)の100%連結子会社の㈱アサヒブロイラー(藤巻茂社長―本社・東京都江戸川区、資本金8000万円)の株式を取得し、グループ会社化すると発表した。

全農チキンフーズとグループ会社(宮崎くみあいチキンフーズ㈱、鹿児島くみあいチキンフーズ㈱、住田フーズ㈱)は、中期事業戦略(CHALLENGE2023)で「既存事業である農場生産・処理加工・卸売素材販売の拡大」と「消費者接近事業(包装肉・加工品・リテール)への事業領域シフト」を掲げて事業を展開している。

今回、鶏肉の加工・販売と、鶏肉総菜小売店の経営を主力にしているアサヒブロイラーをグループ会社化することで、新たな事業領域であるリテール・外食業態への販売強化と、全農チキンフーズグループの既存事業(ブロイラー飼育生産~鶏肉処理加工~物流・保管~卸売素材販売の一貫事業)とのシナジー効果が見込めると判断し、アサヒブロイラーの株式を取得することにした。

今年4月27日にアサヒブロイラーの発行済み株式の90%を取得し、来年4月1日に残り10%の株式を取得する予定。