ふくしまたまごフェスタinふくしまキッズ博2019 福島県養鶏協会

「卵を食べて健全な発育」を発信

○×クイズで楽しく情報提供

2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた福島県。子どもたちの肥満率は調査年弥年齢などによっては全国ワーストワンになっている。この現状を少しでも改善しようと毎年開かれているのが『ふくしまキッズ博』で、子どもたちに遊びや運動の機会を提供し、心身のバランスのとれた健全な発育を目指している。

同イベントには、福島県養鶏協会(会長=三品清重㈱アグリテクノ社長)も協力し、7月27、28の両日、福島市のあづま総合体育館で『ふくしまたまごフェスタinふくしまキッズ博2019』を開催した。

キッズ博とコラボした『たまごフェスタ』は今年で3回目。今回も地元メディアを通じた告知や、チラシ配りの効果もあって初日の午前中から大盛況が続いた。

ひよこをぐるりと囲んだ子どもたち

同協会は卵関係の各コーナーを設け、訪れた家族ら約3500組・計2万人に県産卵の安全性とおいしさをPR。「鶏卵には子どもに必要な栄養素が豊富」「積極的に摂取させてほしい」などと情報発信した。

会場入り口のロビーでは、㈲都路農場(田村市)の渡辺啓仁常務らが好きな卵料理や1日に食べる個数、購入基準、保存方法などのアンケートを行ない、回答者には㈲平田農場(平田村)の星野英昭専務が「新鮮たまご」1パックをプレゼント。『タマリエアンケート』コーナーでの全問正解者には新鮮たまご2パックと、漫画「長生きしたければ卵をしっかり食べなさい」などを手渡した。

最も人気の企画『ひよこと遊ぼう』では、㈱ピーピーキューシー研究所(二本松市)の土井貴文獣医師とシャーウィン・カンバ獣医師が見守る中、子どもたちは小さな命にじかに触れ、目を輝かせた。

卵は好き?目線を合わせ交流

一方、体育館のメインステージで数多くの玩具メーカーが催事を行なう中、 ㈱伊奈養鶏場(塙町)の齋藤洋専務、㈲オオガキ(いわき市)の大柿陽介取締役、㈲松川養鶏(福島市)の酒井裕之社長、㈲あぶくま鶏卵(いわき市)の波多野和茂専務らがマイクを手に『タマリエ〇×クイズ』を実施。MCとの絶妙な掛け合いで、参加者と、会場を埋め尽くした聴衆の双方を大いに楽しませた。正解者への景品は新鮮たまご2パック、「チキンラーメン」「たまご料理の素」「協会名入りボールペン」などで、卵の正しい知識と、その魅力もしっかりとアピールした。

会場奥のロビーでは、ひよこに扮した㈲酒井養鶏場(浅川町)の酒井宏典氏と㈱アグリテクノ(伊達市)の田中俊氏による『ひよことじゃんけんゲーム』が盛況。勝った子どもには㈲中山養鶏場(国見町)の中山宗隆社長から新鮮たまご、花火、ノート、色鉛筆などが手渡され、会場は終日、熱気に包まれた。