たまごフェスタinいわき 福島県養鶏協会が特別協賛

卵かけご飯のコーナーでは、消費者が県産ブランド卵(6種類)を食べ比べた

友加里さんによる料理教室。卵の調理ポイントなどを分かりやすく紹介した

卵の魅力や正しい知識、福島県産の安全性を消費者に伝えるイベント『たまごフェスタinいわき~たまごかけごはん大作戦~』が2月15日、いわき市の小名浜潮目交流館で開かれた。

主催は福島民報社で、9年前の震災以降、卵の風評被害を払しょくしようと活動する県養鶏協会(会長=三品清重㈱アグリテクノ社長)が特別協賛。今回は食を通じて健康増進を図る『ふくしま59健康博~地産地消の力~』の関連イベントとして実施した。

福島民報社と同協会による告知の効果もあり、午前11時の開会前から200人超が来場。オープニングセレモニーで三品会長は「卵には健康づくりに必要な栄養が豊富に含まれる。イベントを通じて、その魅力やおいしさを多くの人に知ってもらいたい」とあいさつした。

無料で6種類の県産ブランド卵と、2種類の県産米(JA全農福島提供)を食べ比べできる企画には行列ができ、来場者はアグリテクノの『生がおいしいゴールド』、㈱伊奈養鶏場の『黄味との絆』、㈲酒井養鶏場の『平飼いたまご』、㈱菅本商店の『桃色卵』、㈲中山養鶏場の『なか玉』、㈲都路農場の『都路の実』などをご飯に乗せて味わった。

同協会が用意した540食分は予想以上の早さでなくなり、県外から家族で来たという小学生は「食べたことのない種類の卵を食べたけど、とてもおいしかった」と笑顔。県産ブランド卵の販売もすぐに売り切れとなり、会員からは「目的は十分達成できた」との声が上がった。

特設ステージでは同県出身のタレントで、三ツ星タマリエの友加里さんが卵料理を調理実演。30分以内に6種類の料理を完成させると、来場者からは「すごい」「おいしそう」「家で作ってみよう」などの感想が聞かれた。

たまごフェスタ恒例の『プリン早食い競争』では㈲大秀商事(たまごの郷)が小学生部門の小さいプリン、アグリテクノが一般部門の特大プリンを提供。一般の参加者ははタピオカ用の太いストローを使い、1秒でも早くプリンを吸い込もうと奮闘。観客から大声援が送られ、各部門の優勝者に県産卵やヒヨコグッズなどがプレゼントされた。

このほか、同協会は卵のアンケートに答えた100人に県産卵1パック、卵関係の冊子、ボールペンを贈呈。県立いわき海星高校の学生が県産卵や青ノリ、近海で取れたコウナゴなどを使って焼いたクッキーも振る舞われた。