さらに〝見せる〟店舗に コープみらい国分寺内藤店

焼き鳥は国産品を扉付きのケースで販売。手前にはカゴ置き台も

生活協同組合コープみらい(新井ちとせ理事長―本部・埼玉県さいたま市、事業エリア=千葉県、埼玉県、東京都)は6月4日、東京都国分寺市に「コープ国分寺内藤店」(売り場面積約400坪)をオープンし、新井理事長や井澤邦夫国分寺市長らが出席してテープカットなどを行なった。

近隣にあった旧「ミニコープたまらん坂店」(同約100坪)を、標準タイプの規模に増床移転したもの。同市は生協の利用者割合が比較的高いとされ、市内にはコープみらいの実店舗が3店舗ある(全店舗数134、うちミニコープ66)。

畜産と水産売り場には、透明性や「ライブ感」を意識し、厨房全体が見える天井までのガラス窓を採用した。同様の大窓は近年、多くのスーパーが導入しているが、コープデリ事業連合では4月にオープンしたコープみらいの「府中車返店」に続いて2店舗目とのこと。

鶏肉売り場には、ノントレー商品や簡便な味付け肉も

ただ、肉を切るところを見せるのは意見が分かれたため、手元は見せないサイズとしたという。永井伸二郎常務理事は「基本的に水産、総菜、ベーカリーでは今後もガラス窓を考えている」と話している。

畜産品のコーナーには、卵や牛肉、飼料米の生産者の写真を大きなパネルで掲示。畜産品のアイテム数は195、SKU(サイズ違いなども含めた発注ベースの単品数)は305、供給構成比は10.3%、総菜のアイテム数は181、SKUは215、構成比は10.3%、牛乳・卵のSKUは61、構成比は2.4%。

アレルギー対応商品を集めたコーナーも、初めて設置した。店舗が新府中街道に面していることもあり、1階は駐車場(64台)、2階が店舗のピロティー構造。イートインスペースは34席。1次商圏(半径0.5キロ)は約1万人。2次商圏(同1キロ)は約3.6万人。従業員数14人、パート・アルバイト52人(167時間/日で換算)。初年度は日商453万3000円、年商16億5000万円を目指す。

卵売り場では、産直たまごの仕組みを紹介