9月輸入 鶏肉は4万トン台に減少、鶏卵輸出は増加続く
財務省は2018年9月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。
《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比27.3%減の4万261トンで、前月の5万トン台から1万トン以上減少。このうちブラジルは33.1%減の2万7265トン、タイは9.0%減の1万1006トン。鶏肉調製品は3.6%減の3万8171トン。1~9月の輸入累計は鶏肉が前年同期比1.9%増、鶏肉調製品が5.0%増、鶏の肝臓が14.6%減、七面鳥肉が16.2%増、七面鳥くず肉調製品が2.43倍増、家きん肉が55.0%増、家きん肉調製品が6.7%増、家きんの肝臓が85.9%増。
《鶏卵関係輸入》前年同月を上回ったのは凍結全卵(8.3%増)、凍結卵黄(10.7%増)、全卵粉(0.5%増)、マヨネーズ(44.5%増)。殻付卵は96.9%減の4トン。1~9月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比19.3%増、凍結卵黄が17.6%減、凍結卵白が4.19倍増、全卵粉が21.6%増、卵黄粉が6.1%増、卵白粉が10.9%増、殻付卵が95.0%減。9月の輸入卵の殻付換算は7808トン(前年同月比4.5%減)で、1~9月累計では8万8045トン(前年同期比10.6%増)。
《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉の輸出実績は前年同月比13.1%減の950トン。このうち『鶏肉もも・むね』は香港に19トン、モミジなどを含む『鶏肉その他』は香港、ベトナム、カンボジアに931トンを輸出。殻付卵は香港とシンガポールに21.8%増の525トンを輸出した。