平成22年の鶏卵生産量0.3%増加 上位10県で50.3%を占める
2年連続で減少していた鶏卵生産量は、平成22年は前年に比べ0.3%増の251万5323トン、出荷量も0.5%増の244万2284トンと増加に転じた。生産量の県別では1位茨城、2位千葉、3位鹿児島の順位は変わらず、上位10県で50.3%を占めている。
農林水産省が5月9日に公表した平成22年の鶏卵流通統計によると、全国の鶏卵生産量(速報値)は前年に比べ0.3%増の251万5323トン、出荷量(入荷量も同じ)は0.5%増の244万2284トンであった。
県別の鶏卵生産量は、(1)茨城(2)千葉(3)鹿児島(4)岡山(5)広島(6)愛知(7)北海道(8)新潟(9)青森(10)群馬(11)兵庫(12)宮城(13)香川(14)岐阜(15)岩手――の順で多く、前年に比べて増加したのは25府県。1位の茨城県は1.9%増の18万9261トン、2位の千葉県は3.4%増の18万8883トンであった。
鶏卵生産量の上位5県の全体に占めるシェアは31.4%(前年30.8%)、上位10県では50.3%(同50.4%)、上位15県では65.8%(同65.6%)であった。
県別の鶏卵出荷量は、(1)千葉(2)茨城(3)鹿児島(4)岡山(5)広島(6)愛知(7)北海道(8)新潟(9)青森(10)兵庫(11)群馬(12)宮城(13)香川(14)岐阜(15)三重――の順で多く、前年に比べて増加したのは26県。1位の千葉県は3.5%増の18万7925トン、2位の茨城県は1.9%増の18万6768トンであった。
鶏卵出荷量の上位5県の全体に占めるシェアは31.5%(前年30.9%)、上位10県では50.5%(同50.6%)、上位15県では65.9%(同65.7%)であった。
県別の鶏卵入荷量は、(1)東京(2)大阪(3)福岡(4)愛知(5)千葉(6)茨城(7)神奈川(8)兵庫(9)北海道(10)埼玉(11)広島(12)静岡(13)新潟(14)京都(15)三重――の順で多く、前年に比べて増加したのは22県。1位の東京都は1.3%減の24万4783トン、2位の大阪府は8.9%増の22万6194トンであった。
鶏卵入荷量の上位5県の全体に占めるシェアは36.3%(前年35.2%)、上位10県では58.7%(同58.0%)、上位15県では69.8%(同69.7%)であった。
東京都の入荷先の上位5県は、(1)群馬(シェアは26.2%)(2)茨城(21.6%)(3)青森(18.3%)(4)千葉(12.8%)(5)岩手(8.3%)。大阪府の入荷先の上位5県は、(1)広島(24.8%)(2)岡山(17.9%)(3)鹿児島(16.1%)(4)香川(12.1%)(5)兵庫(9.9%)――であった。