スターゼンが展示会で主力商品をPR 鶏肉コーナーも充実
スターゼン(株)(鶉橋誠一社長-本社・東京)は2月2日、東京・浜松町の東京都立産業貿易センターで、「2006年スターゼングループ総合展示会」を開催した。
これまで年末の展示即売会やゼンチク販売による展示会は実施していたが、スターゼングループ全体での展示会は今回が初めて。会場には取引先関係者ら約470社・1,200人が訪れ、にぎわっていた。
「食の創造」をテーマにした展示会会場は、ミートソリューションコーナー、ハムソー・加工食品&デリカコーナー、業務用コーナーに大別され、各コーナーとも主力商品や新商品を展示するとともに、試食コーナーを設けて、おいしさをアピールしていた。出品アイテム数は、食肉が60品、ハムソー・加工品が192品、業務用100品の計352品。
個食や中食向けに開発した「ローマイヤ・プチデリシリーズ」のカップ商品はビーフカレー、キーマカレー、ビーフシチュー、クリームシチュー、海老グラタン、きのこグラタンとアイテムも充実し、試食した来場者から「本格的な味が手軽に楽しめる」と高い評価を得ていた。
鶏肉コーナーには阿波尾鶏、甲州地どり、東京しゃも、天草大王、名古屋コーチン、比内地鶏、亜麻仁鶏(あまにどり)、五穀味鶏など、地鶏や銘柄鶏のほか、米国やブラジル、中国などの輸入物が並び、大きなスペースを占めていたほか、焼き鳥や竜田揚げ、唐揚げ、ひとくちチキンカツ、チキンカレー、チキンステーキ、ガーリックウイング、バッファローチキン、フライドチキンなど多彩な加工品も並び、来場者の関心を集めていた。
徳島県の貞光食糧工業(有)が生産する亜麻仁鶏の特徴は、(1)地養素を与えることによって、旨味を引き出し鶏臭さを抑えている(2)さらに亜麻仁を与えることによって、おいしさに加え健康維持に役立つ鶏肉になっている(3)通常の若鶏に比べ脂肪比率が少なく、脂肪を構成するオメガ3系脂肪酸が多く含まれているため、理想的な脂肪酸バランスになっている(4)肉質は歯ざわりが良く、癖もなくさっぱりしている――などから、ヘルシーブームに乗っている。
担当者は、「地鶏の試食も好評で、肉の特徴などについて多くの質問も寄せられた」と語っており、手応えのある展示会になったようだ。
同展示会についてスターゼン(株)の鶉橋社長は「商品構成が充実してきたこともあって、スターゼングループとしての展示会にした。取引先様にとっては選択の幅が広がるし、我々にとっても多くのお客様の声が直接聞ける絶好の機会ととらえている。皆様から寄せられた声を商品開発に生かし、さらに品揃えを充実させて、消費者に喜んでいただけるような環境を構築したい」と語った。