東海理化販売が停電装置で特許取得 リカ式の「みはるくん」 

畜舎カーテンの開発メーカー、東海理化販売(株)(武藤和子社長―本社・愛知県春日井市御幸町2-6-18)は、ブラックアウトシステム鶏舎の主要な関連装置として、停電時に自動的にカーテンを開放させるリカ式停電装置『みはるくん』を開発し、特許庁に出願していたが、このほど特許を取得した。
ウインドレスやセミウインドレス畜舎の場合、雷(かみなり)などで停電すると、多大な被害を生じる。このためリカ式停電装置『みはるくん』を導入すると、停電によるトラブルを未然に防止できるとのことで、画期的な装置の誕生といえよう。
特許を取得したことから同社では、「特許権の侵害にならないよう、くれぐれも注意してほしい」と関係者にお願いしている。
リカ式停電装置『みはるくん』は(1)巻き上げカーテン、巻き下げカーテンの両方に使用できる(2)停電時には自動的にカーテンなどが開いて開放畜舎となるが、通電時には自動的に元の閉まっていた状態に戻る(3)換気扇異常など、他の機器の異常信号で作動させることも可能(4)停電時でも、制御盤の押しボタンの操作によってカーテンが開放できるほか、手動でもできる(5)停電時にカーテンは、ゆっくり静かに開閉するため、舎内の鶏や豚は驚かない(6)既設のカーテンなどにも簡単に設置できる、などの特長を備えている。
詳細は同社(電0568・31・4468、F0568・31・0896)へ。

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