6月の「国際養鶏・養豚展」中止 鳥インフルエンザの影響で
今年6月に、名古屋市の「ポートメッセなごや」で開催予定だった国際養鶏・養豚総合展2004の中止が決まった。
国際養鶏・養豚総合展運営協議会(事務局―日本養鶏協会内)は、今年6月16日から18日にかけて、名古屋市の「ポートメッセなごや」で3年に1度の割合で開いていた国際養鶏・養豚総合展2004を開く予定で準備を進めてきた。しかし、今年1月12日に山口県下で高病原性鳥インフルエンザが七十九年ぶりに発生するとともに、周辺9か国(韓国、台湾、ベトナム、カンボジア、インドネシア、タイ、パキスタン、中国、ラオス)でも同型の高病原性鳥インフルエンザが発生したことから、2月4日の幹事会で対応策を協議した結果、国内におけるまん延防止と防疫上の緊急事態と受け止めて、やむを得ず開催の中止を決定したもの。
国際養鶏・養豚総合展の次回の開催については未定で、今後、鳥インフルエンザの発生動向を見極めつつ、関係者、関係機関などと協議の上、検討していきたいとしている。