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03年の輸入 鶏肉減少、調製品増加 鶏卵関係は減少 2004.02.25発行 財務省関税局は、2003年12月分の輸入通関実績をまとめた。 《鶏肉関係》12月の鶏肉輸入は前年同月比75.4%の29,629トンになり、3万トンを割り込んだ。内訳は骨つきももが2,408トン(同35.1%)、その他鶏肉が27,221トン(同83.9%)。このうち冷蔵物は、骨つきももが44トン(同67.0%)、その他鶏肉が186トン(同56.6%)。3万トンを割り込んだ要因には、ブラジルが同68.7%の6,976トンにとどまったことが挙げられる。鶏肉調製品は同120.0%の26,192トン(同138.1%)。 この結果、03年の鶏肉の輸入累計は、前年比88.9%の466,136トンになった。内訳は骨つきももが47,884トン(同97.1%)、その他鶏肉が418,252トン(同88.0%)。 国別では(1)タイ(2)ブラジル(3)中国(4)アメリカの順で、この4か国で全体の98.7%を占める。中国は鳥インフルエンザによって輸入が一時停止されたため、同52.9%とほぼ半減した。 一方、鶏肉調製品は同104.6%の228,200トンで過去最高を記録したものの、伸び率は1ケタ台にとどまった。国別では(1)中国(2)タイ(3)アメリカの順で、この3か国で全体の99.4%を占める。 このほか、鶏の肝臓は同52.9%の427トン、七面鳥肉は同125.4%の993トン、七面鳥くず肉調製品は同169.8%の212トン、家きん肉は同100.4%の12,072トン、その他の家きん肉調製品は同122.0%の3,969トン、家きんの肝臓は同109.5%の647トン。 《鶏卵関係》12月の鶏卵関係の輸入量は、家きん卵のみ前年同月を上回った。 03年の輸入累計は、凍結全卵は前年比90.4%の2,744トン、凍結卵黄は同90.2%の11,214トン、凍結卵白は同12.7%の46トン、全卵粉は同86.5%の2,714トン、卵黄粉は同90.4%の2,244トン、卵白粉は同93.4%の8,696トン、その他粉卵は4トン、殻付卵は同82.8%の969トン、家きん卵は同100.0%の881トン、マヨネーズは同107.1%の2,451トン。 凍結全卵は中国、タイの2か国で全体の98.6%、凍結卵黄はアメリカ、ブラジル、カナダ、タイの4か国で98.9%、全卵粉はアメリカ、ブラジル、カナダ、中国の4か国で87.4%、卵白粉はオランダ、カナダ、フランス、ドイツの4か国で64.6%、卵黄粉はアメリカ、インド、カナダの3か国で91.9%を占める。 殻付卵は、ブラジルが全体の94.0%を占めたものの、輸入量は大幅に減少した。 2003年の輸入卵の殻付換算は、前年比91.7%の107,818トン。
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