10月の家計調査購入量 鶏肉1.4%増、鶏卵4.4%減
総務省統計局は12月7日、令和3年10月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染症対策の影響で内食需要が高い畜産物の購入量は、大幅に増えた前年の反動はあるものの、コロナ禍前の一昨年を上回っている。
全国1世帯(世帯人員=2.93人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比1.4%増の1.559キロ(1人当たりは1.7%増の532グラム)、支出金額は前年並みの1424円(同0.3%増の486円)。
鶏卵の購入量は4.4%減の2.761キロ(1人当たりは4.1%減の942グラム)、支出金額は6.0%増の887円(同6.3%増の303円)。
このほかの購入量は、牛肉は12.7%減の504グラム、豚肉は2.1%増の1.955キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は1.4%減の210グラム、ドレッシングは9.6%増の194ミリリットル、生鮮魚介は0.7%増の1.897キロ。
弁当や総菜など調理食品の支出金額は5.1%増の1万1457円(やきとりの支出金額は2.7%減の181円)、学校給食を除く外食の支出金額は4.0%減の1万1098円。
これらを基に本紙で試算した1~10月累計の鶏肉の購入量は前年同期比2.4%減の15.076キロ(1人当たりは1.6%減の5.140キロ)、支出金額は2.2%減の1万3785円(同1.5%減の4700円)。
鶏卵の購入量は3.0%減の27.400キロ(1人当たりは2.3%減の9.342キロ)、支出金額は1.8%増の8577円(同2.5%増の2924円)。
1人当たりの購入量は表「家計調査・1人当たりの購入量の推移」の通り。