成鶏めすは2.0%増の1億4174万羽 平成31年2月1日現在
10万羽以上層 戸数で17.1%、羽数で76.0%
農林水産省は7月2日に平成31年2月1日現在の畜産統計を公表した。
採卵鶏(種鶏のみを除く、1000羽以上のひな・成鶏)の飼養戸数は廃業などで前年比80戸(3.6%)減の2120戸となった。
飼養羽数は同41万8000羽(0.2%)増の1億8236万8000羽。このうち、ひな(6か月齢未満)の飼養羽数は同233万8000羽(5.4%)減の4057万6000羽、成鶏めす(6か月齢以上)の飼養羽数は同275万6000羽(2.0%)増の1億4179万2000羽で、1戸当たりの成鶏めす飼養羽数は同3700羽(5.9%)増の6万6900羽となった。
ひな・種鶏に加え、学校・試験場などの非営利的な飼養者を除く成鶏めす飼養戸数は前年比70戸(3.5%)減の1920戸、飼養羽数は同276万2000羽(2.0%)増の1億4174万3000羽。
地域別では、飼養戸数は関東・東山と沖縄でそれぞれ1戸増加し、その他の地域は減少。飼養羽数は関東・東山、東海、近畿、四国、九州で増加し、北海道、東北、北陸、沖縄で減少した。
都道府県別では、飼養戸数は埼玉県、千葉県、静岡県、京都府、兵庫県、愛媛県、沖縄県が増加。岩手県、福島県、茨城県、東京都、山梨県、佐賀県が前年並みで、その他の地域は減少した。飼養羽数は21都府県で増加。伸び率が大きかったのは栃木県(28.3%増)、京都府(21.9%増)、山梨県(17.6%増)、秋田県(13.7%増)、愛媛県(11.6%増)、茨城県(10.9%増)、鹿児島県(8.0%増)、埼玉県(7.5%増)、静岡県(6.8%増)、愛知県(5.5%増)、千葉県(4.6%増)、宮崎県(4.1%増)など。
規模別では、飼養戸数は5万~9万9999羽が増加し、その他の階層は減少した。飼養羽数は5万~9万9999羽と10万羽以上の階層で増加した。
10万羽以上の飼養戸数は全体の17.1%(30年16.7%)に当たる329戸だが、飼養羽数は1億773万4000羽で全体の76.0%(同75.2%)を占めている。