国産鶏肉に関する意識調査 ウェルファムフーズが実施
鶏むね肉の購入頻度が増加 「国産とり肉の日」記念で実施
㈱ウェルファムフーズ(本社・東京都千代田区)は、20~30代で週4回以上子どもを含む家族のために料理をする人のうち、普段鶏肉を購入している男女500人を対象に、コロナ禍での国産鶏肉に関する意識調査を実施した(10月8~11日にインターネット調査)。
コロナ禍での子供と接する時間の変化は、テレワークやオンライン授業の普及も相まって、接する時間が「増えた」と回答した人が約5割(46.2%)にのぼった。
コロナ禍での子どもの健康面についての不安は、環境の変化による「ストレス」がトップで、次いで「免疫力の低下」「肥満」の順。
子どもの健康のために普段から心がけていることは「生活リズムを崩さない(60.8%)」「普段から栄養バランスの良い食事を心がけている(57.4%)」がいずれも約6割で、意識して普段通りの生活を送ることに加え、食に対する関心の高さがうかがえた。
コロナ禍での食事を用意する上で気にかけていることは「栄養バランス」と「時短」が上位。買い物でコロナ前と比べて重視するようになった点は「価格」「調理の手軽さ」に加え、「免疫力を高めるため栄養価の高い食材を購入する」が上位にのぼり、子どもの健康のために栄養価の高い食事をいかに早くリーズナブルに作れるか、子育て中の親の悩みが改めて浮き彫りとなった。
日ごろ食肉を購入する際に、国産かどうかを意識するか調査したところ、牛肉、豚肉とも一定数意識する人はいたが、鶏肉が58.6%で一番多かった(非常に意識する、意識すると回答した人の割合)。
具体的に鶏肉を購入する際の意識行動では「常に国産鶏肉を購入する」が32.8%、「常に国産のブランド鶏を購入する」が15.0%で、ブランド鶏を意識して購入する層が一定数いることが分かった。
コロナ禍での食費の増減では、食費が増えたと回答した人が約5割(49.4%)で、家計にやさしい鶏むね肉を選ぶことが多くなった人も約3割(28.4%)にのぼった。たんぱく質摂取やダイエットのために鶏むね肉を選ぶ人も多く、時流を表す結果となった。
一方、調理の際にパサつきを感じたことがあると回答した人が約7割(67.2%)で、火を通すと硬くなりやすい(61.7%)、鶏肉の下ごしらえが面倒(32.1%)と感じる人もおり、鶏むね肉の調理での悩みも浮き彫りになった。
調査結果を分析・解説した管理栄養士の三城円さんは「今回の調査結果で、改めてコロナ禍での子どもを持つ親の悩みが浮き彫りになった。家計にやさしい鶏むね肉は、鶏肉の中でもヘルシーで子どもの成長に必要なたんぱく質が豊富に含まれるほか、うま味成分のイノシン酸が豊富であるなど非常に栄養価が高い食材であり、他の肉と比べて消化が良いのも特徴。
また、疲労回復成分(イミダペプチドなど)が多く含まれているため、季節の変わり目で体調を崩しがちなこれからの季節には積極的に摂取していきたい食材である。悩みの多かった鶏むね肉を調理した際のパサつきや面倒な下処理については、最近増えてきているブランド鶏の中でも、鶏肉独特の臭いが少なく保水性が高い『森林どり』など、下処理なく加熱してもジューシーさが保たれる鶏肉を選ぶことで解決できる。用途に合わせた鶏肉を選ぶことで家事を賢く時短していきたい」と述べている。