鶏肉10.3%増、鶏卵1.3%減 9月の家計調査購入量
総務省統計局は11月5日、令和3年9月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染症対策の影響で内食需要が高い畜産物の購入量は、大幅に増えた前年の反動はあるものの、コロナ禍前の一昨年を上回っている。
全国1世帯(世帯人員=2.93人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比10.3%増の1.546キロ(1人当たりは11.1%増の528グラム)、支出金額は4.2%増の1383円(同4.9%増の472円)。
鶏卵の購入量は1.3%減の2.642キロ(1人当たりは0.7%減の902グラム)、支出金額は6.8%増の860円(同7.6%増の294円)。
このほかの購入量は、牛肉は4.5%減の504グラム、豚肉は6.8%増の1.889キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は9.2%減の197グラム、ドレッシングは2.2%増の188ミリリットル、生鮮魚介は4.4%減の1.727キロ。
弁当や総菜など調理食品の支出金額は8.6%増の1万1497円(やきとりの支出金額は2.0%増の203円)、学校給食を除く外食の支出金額は27.7%減の8087円。
これらを基に本紙で試算した1~9月累計の鶏肉の購入量は前年同期比2.8%減の13.517キロ(1人当たりは2.0%減の4.608キロ)、支出金額は2.4%減の1万2361円(同1.7%減の4214円)。
鶏卵の購入量は2.8%減の24.639キロ(1人当たりは2.1%減の8.400キロ)、支出金額は1.3%増の7690円(同2.1%増の2622円)。