平成28年の鶏肉消費割合 前年と同じで家計消費40%

農林水産省生産局畜産部食肉鶏卵課は、このほど平成28年の食肉消費構成割合をまとめた。
28年の鶏肉の消費構成割合は27年と同じで、家計消費(内食)が40%、加工仕向けが7%、その他(外食、中食など)が53%。
昭和50年の鶏肉の消費構成割合は、家計消費52%、加工仕向け3%、その他45%であったが、50年代前半で家計消費は50%を割り込み、平成7年に30%まで落ちた。その後は食肉の中で最も割安で、健康志向にも良いことが評価された結果か、家計消費割合は40%にまで回復している。加工仕向けの割合が最も高かったのは平成7年の11%、その他の割合が最も高かったのは平成2年と12年の60%。
28年の牛肉と豚肉は、家計消費が前年より1ポイント上昇し、その他が1ポイント減で、加工仕向けは変化がない。牛肉は家計消費32%、加工仕向け5%、その他63%。豚肉は家計消費50%、加工仕向け24%、その他26%。
食肉の消費構成割合の算出は、食料需給表に基づく年次ベースでの『推定出回量』(農林水産省統計部「食肉流通統計」、財務省「日本貿易統計」、農畜産業振興機構「食肉の推定月末在庫」)を分母に、形態別の消費量(『家計消費』は総務省「家計調査」と「人口統計」を基に、『加工仕向け』は日本食肉協議会「食肉加工品等流通調査」に基づき、『その他』は推定出回量から家計消費と加工仕向けを差し引いて算出)を分子にして、それぞれの割合を食肉鶏卵課で推計した。

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