イトーヨーカ堂 31日から恵方巻発売
㈱イトーヨーカ堂(三枝富博社長―本社・東京)は1月31日から、今年の恵方巻各商品の店頭販売を開始する。
恵方巻は、今世紀に入って全国的な食イベントとなったが、近年は、関西地方で食べられてきた卵などが主役の伝統的な恵方巻の需要が伸び悩む一方、イトーヨーカ堂によると「洋風」「海鮮」「セットタイプ」の商品が伸びているとのこと。市場の少子高齢化や少量多品種を求める傾向にも合わせ、今年は〝彩りの鮮やかさ〟や〝上質化〟により注力した品揃えとしている。
卵を使った商品では、「厚焼き玉子」と「すり身入り玉子焼き」を重ねて付加価値を高めた『福が重なるこだわり玉子の恵方巻』(537円、長さ18㌢)を新発売。同商品など3種類の恵方巻(各9㌢)のセットタイプ『イトーヨーカドー自慢の三福セット』(1404円)も用意。
有名料理人とのコラボ商品では、イタリアンレストラン「オステリア・ルッカ」の桝谷周一郎オーナーシェフ監修の『プリプリえびかつのオムROLL』(594円、価格はすべて税込み)、和食店「鈴なり」の村田明彦店主監修の『焼きさばときんぴらの上恵方巻』(同)を販売。両コラボ商品の長さは昨年と同様、通常の恵方巻(18㌢)の半分のハーフサイズ(9㌢)としている。
昨年発売し好評を得た『圧巻!20種海鮮の豪華絵巻』(前年は15種)は、ハーフサイズ(2138円)のほか、家族などでシェアする需要を見込んで新たに1本サイズ(18㌢、4104円)を用意した。1本で800㌘以上あるが、「インスタ映え」などの効果もあるためか、予約状況は昨年を上回り好調とのこと。単価は具材の増加などもあって昨年より若干(前年はハーフサイズで1998円)上昇。
豚肉と牛肉が主役の『イベリコ豚巻とアンガス牛巻の食べ比べセット』(9㌢、950円)は今年から発売。
今年の各恵方巻の売り上げは、前年比で2桁(10%以上の)上昇を目指しているとのこと。
【福が重なるこだわり玉子の恵方巻」㊤と「プリプリえびかつのおむROLL」㊦】