反動減で鶏肉13.8%減、鶏卵6.6%減 4月の家計調査購入量

総務省統計局は6月4日、令和3年4月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で内食需要が高い畜産物の購入量は、大幅に増えた前年の反動減はあったが、コロナ禍の影響がない一昨年と比べると増加している。

全国1世帯(世帯人員=2.93人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比13.8%減の1.556キロ(1人当たりは12.9%減の531グラム)、支出金額は12.1%減の1384円(同11.2%減の472円)。

鶏卵の購入量は6.6%減の2.866キロ(1人当たりは5.6%減の978グラム)、支出金額は7.0%減の866円(同6.0%減の296円)。

このほかの購入量は、牛肉は15.6%減の553グラム、豚肉は9.7%減の1.859キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は7.3%減の243グラム、ドレッシングは10.0%増の241ミリリットル、生鮮魚介は9.1%減の1.918キロ。

弁当や総菜など調理食品の支出金額は9.1%増の1万903円(やきとりの支出金額は9.4%増の197円)、学校給食を除く外食の支出金額は88.4%増の8996円。

これらを基に本紙で試算した1~4月累計の鶏肉の購入量は前年同期比1.4%減の6.094キロ(1人当たりは0.7%減の2.075キロ)、支出金額は0.5%減の5618円(同0.3%増の1912円)。

鶏卵の購入量は1.0%減の11.141キロ(1人当たりは0.3%減の3.793キロ)、支出金額は0.7%減の3313円(同0.1%増の1128円)。

家計調査 1人当たりの購入量の推移