令和元年の初生ひな輸入 前年を9.2%下回る
農林水産省動物検疫所は、このほど2019(令和元)年の初生ひなの輸入統計(速報値)をまとめた。
卵用鶏と肉用鶏を合わせた19年の初生ひな輸入羽数は、前年に比べ9.2%減少し、46万6991羽となった。
卵用原種鶏の輸入羽数は33.3%減の2万359羽で、カナダ、アメリカの2か国から。
卵用種鶏の輸入羽数は15.0%増の10万8617羽で、オランダ、フランス、カナダ、アメリカの4か国から。卵用コマーシャル鶏の輸入羽数は35.5%減の7953羽で、イギリスから。
肉用原種鶏の輸入羽数は16.1%減の16万6223羽で、イギリス、アメリカ、ニュージーランドの3か国から。
肉用種鶏の輸入羽数は8.5%減の16万3839羽で、イギリス、フランス、アメリカの3か国から。肉用コマーシャル鶏の輸入はなかった。
イギリスは6.0%減の23万4394羽(卵用コマーシャル鶏7953羽、肉用原種鶏14万9989羽、肉用種鶏7万6452羽)。
オランダは5万3685羽(卵用種鶏)。
フランスは8.3%増の2万6110羽(卵用種鶏1万8176羽、肉用種鶏7934羽)。
カナダは24.3%減の3万1902羽(卵用原種鶏9635羽、卵用種鶏2万2267羽)。
アメリカは38.4%減の10万5378羽(卵用原種鶏1万724羽、卵用種鶏1万4489羽、肉用原種鶏712羽、肉用種鶏7万9453羽)。
ニュージーランドは0.2%増の1万5522羽(肉用原種鶏)。
輸入初生ひなの19年の検疫件数は57件で、前年に比べ11件減少した。検疫解放率は、卵用鶏が98.0%(入検13万9774羽、解放13万6929羽)、肉用鶏が95.7%(入検34万4921羽、解放33万62羽)であった。