BAADER新型『プロ フレックス大ばらし機』 リンコフードシステムズで本格販売開始

新機構を導入した新型『プロフレックス大ばらし機』

㈱リンコフードシステムズ(山﨑秀弘社長―本社・さいたま市見沼区春岡3-48-4)は4月1日、ドイツ・バーダー(BAADER)社が開発した新型『プロフレックス大ばらし機』の国内販売を本格的に開始すると発表した。

新型『プロフレックス大ばらし機』は、レッグプロセッサー部に加えて手羽先、手羽中、手羽先の切断にも関節外し方式を採用。従来のカッター刃による切断で課題とされていた、切断位置のバラツキの多さや、骨の切断片(ホワイトキャップ)の発生による歩留まり低下、異物混入などを大幅に削減できる。

自動化による正確な解体で、手作業に比べて切断部の斉一性や良品率が大幅に向上するため、処理工程だけでなく検品作業工程でのさらなる人員削減も実現する。

新型のレッグプロセッサー部は、尻脂を避けて内ももの筋を確実に切断する「特殊カッティングユニット」の採用によりサイズのバラツキが大きいと体にも対応でき、もも肉に残す尻皮の大きさも「尻皮トリミングユニット」が導入されているため自由に設定できる。

同社の食鳥処理システムでは、処理場の解体方式に応じて25種類の解体ユニットを自由に組み合わせることができ、さらにカメラスキャンシステムを組み込むことで、鶏のサイズと形状を自動判別して、解体作業を仕分けることも可能。

新型機は既に国内でも先行導入の実績があり、山﨑社長は「手羽中外しとテールカット、フロントハーフカット、レッグプロセッサーで構成する新型大ばらし機は、昨年末に初めて国内に納入され、お客様からは、大幅な歩留まり向上と人員削減が可能になったと、非常に高い評価をいただいている。このため、4月から本格的に発売することになった」とコメントしている。