銘柄卵「やまぶき」と米粉のカステラ カンナンファームが令和初日に発売

採卵鶏約2万羽を飼養する㈲カンナンファーム(河南一夫会長、兵庫県丹波市)は、菓子メーカーの㈱三源庵(京都市)との共同開発品『カンナンファームのカステラ』を5月1日に発売した。

1本5切れで、同ファームが生産する銘柄卵「丹波、奥郷の卵やまぶき」を使用。アレルギーに配慮し小麦粉は使わず、卵と米粉、砂糖、水あめだけで素朴な味わいとした。税込み1188円。主に関西の道の駅や自然食品店などで販売している。月間の販売目標は150本。

カンナンファームの山口洋史常務は卵の生産面について「私たちのこだわりは非遺伝子組み換えの穀物や、人が食べられるほど良質な魚粉、地元産のニンニクなどを自家配合して鶏に給与すること」と話す。

山口氏ら経営陣とスタッフの計10人で、生産した卵を直販する同社。4月の東京都内での食品展にもカステラを出品し、首都圏での販売強化も図っている。