自動ネット洗浄機「ラバージュ」を発売 晃伸製機

鶏舎のダストチャンバーのネットをクリーンに!!

ネットの外側にレールを設置し、洗浄用ノズルを装着した洗浄機が上下に稼働しながらネットを洗浄する

㈱晃伸製機(角谷博規社長―本社・愛知県あま市七宝町徳実辻切1-1)は、このほど鶏舎のダストチャンバーのネットを自動洗浄する「ラバージュ」を開発し、新発売した。

地球温暖化による温度上昇が著しい昨今、ウインドレス鶏舎のトンネル換気では換気量の重要性が再認識され、クーリングパッドの掃除や換気扇のメンテナンスは実施するものの、排気側のダストチャンバーに関しては高所にあることや、その掃除頻度の多さから目詰まりの洗浄が難しいという問題があった。

この目詰まりを放置すると、換気量の減少につながり、ひいては鶏の産卵成績の低下にもつながることから、晃伸製機ではこれらの問題を解決するため、新たにネットの自動洗浄機「ラバージュ」を開発したもの。

「ラバージュ」の仕組みは、ネットの外側にレールを設置し、洗浄用ノズルを装着した洗浄機が上下左右に稼働しながらネットを洗浄する。

例えば高さ10メートル、幅100メートルのネットの洗浄時間は約2.5時間、使用水量は1回当たり4400リットルで、ネットに付着した羽毛や皮脂、埃などをきれいに洗い落とす。

状況に応じて洗浄回数を任意に設定でき、鶏舎の高さや幅に応じても製作できる(複数鶏舎にも対応可能)。また、洗浄機とは別に高圧ポンプが必要となる。

問い合わせは同社営業部(電052-442-1166、Eメール=info@kohshin-s.jp)へ。