採卵用めす3.6%増、ブロイラー用1.3%増 平成30年上半期え付け羽数

(一社)日本種鶏孵卵協会は7月27日、平成30年6月分の鶏ひなふ化羽数調査結果(レイヤー29場、ブロイラー69場が回答)を公表した。

調査協力孵化場から報告された採卵用めすの出荷羽数(え付け羽数も同じ)は前年同月比5.8%減の874万8000羽、ブロイラー用ひなは1.1%増の5642万7000羽。これを基に試算した採卵用めすの全国推定出荷羽数は926万7000羽、ブロイラー用ひなは5808万5000羽。

地域別(報告羽数ベース)では、採卵用めすは東北、近畿、四国、沖縄で増加。ブロイラー用ひなは東北、北陸、東海、中国、四国、九州、沖縄で増加した。

この結果、30年上半期(1~6月)累計の採卵用めすの全国推定出荷羽数は前年同期比3.6%増の5716万6000羽、ブロイラー用ひなは1.3%増の3億5845万8000羽となった。

地域別(報告羽数ベース)にみると、採卵用めすは北海道7.2%減、東北4.4%増、北陸7.3%減、関東・東山5.9%増、東海5.7%減、近畿24.4%増、中国2.4%増、四国15.0%増、九州5.4%増、沖縄32.5%増。ブロイラー用ひなは北海道0.6%増、東北1.9%増、北陸4.8%減、関東・東山1.0%減、東海1.2%増、近畿2.2%減、中国7.1%増、四国0.4%減、九州1.0%増、沖縄12.2%増となった。

県別にみると、採卵用めすは①岡山県(12.7%増)②青森県(2.7%増)③群馬県(5.8%増)④鹿児島県(7.3%増)⑤茨城県(21.9%増)⑥千葉県(2.3%減)⑦広島県(7.9%減)⑧福島県(1.9%増)⑨愛知県(0.3%増)⑩新潟県(12.9%増)――の順。ブロイラー用ひなは①宮崎県(1.5%増)②鹿児島県(0.4%減)③岩手県(2.8%増)④青森県(1.3%減)⑤北海道(0.6%増)⑥岡山県(7.7%増)⑦鳥取県(6.6%増)⑧長崎県(3.1%増)⑨佐賀県(11.3%増)⑩徳島県(6.7%減)――の順に多かった。

6月の種鶏の出荷羽数は、採卵用は前年同月比13.6%減の10万2000羽(うち種鶏めすは14.0%減の9万2000羽)、ブロイラー用は3.9%増の53万羽(うち種鶏めすは4.7%増の46万9000羽)。

この結果、30年上半期累計の採卵用種鶏の出荷羽数は、前年同期比9.1%減の59万1000羽(うち種鶏めすは10.2%減の52万8000羽)、ブロイラー用種鶏は2.5%増の289万9000羽(うち種鶏めすは2.8%増の255万7000羽)となった。