採卵用めす2.9%減 ブロイラー用0.8%増 令和3年上期え付け羽数

(一社)日本種鶏孵卵協会が7月30日に公表した令和3年6月分の鶏ひなふ化羽数調査結果(レイヤー20場、ブロイラー56場、卵肉兼業7場の合計83場が回答)を基に試算した令和3年上半期(1~6月)累計の採卵用めすの全国推定出荷羽数は前年同期比2.9%減の5205万1000羽、ブロイラー用ひなは0.8%増の3億6548万羽になると見込まれる(本紙8月15日号既報)。

地域別(報告羽数ベース)にみると、採卵用めすは北海道2.6%減、東北4.0%減、北陸3.0%減、関東・東山(1都6県と山梨、長野)7.5%減、東海11.7%増、近畿19.7%減、中国3.6%増、四国10.2%減、九州5.0%減、沖縄8.3%増。

ブロイラー用ひなは北海道7.6%減、東北4.0%増、北陸5.1%減、関東・東山5.0%減、東海2.5%増、近畿2.6%増、中国2.2%増、四国1.5%減、九州0.5%増、沖縄11.3%増。

県別の上位10県をみると、採卵用めすは①岡山県(2.2%増)②群馬県(6.6%増)③福島県(5.4%減)④青森県(5.1%減)⑤鹿児島県(7.7%減)⑥茨城県(2.3%減)⑦広島県(4.8%増)⑧新潟県(5.1%減)⑨愛知県(4.0%減)⑩千葉県(25.1%減)――の順。

ブロイラー用ひなは①宮崎県(0.4%増)②鹿児島県(0.3%増)③岩手県(5.4%増)④青森県(10.1%増)⑤北海道(7.6%減)⑥鳥取県(2.1%増)⑦長崎県(7.4%増)⑧熊本県(0.7%減)⑨佐賀県(0.4%増)⑩岡山県(1.3%増)――の順に多かった。

また、令和3年上半期累計の採卵用種鶏の出荷羽数は前年同期比13.2%減の56万5000羽(うち種鶏めすは11.6%減の51万3000羽)、ブロイラー用種鶏は5.3%増の277万1000羽(うち種鶏めすは6.0%増の245万羽)となった。

令和3年上半期の県別え付け羽数