採卵用めすは3.4%増、ブロイラー用は1.4%増 平成30年のひなえ付け

平成30年のひなえ付け羽数は、採卵用めすは前年比3.4%増の1億1298万5000羽、ブロイラー用ひなは1.4%増の7億4105万3000羽となった。(一社)日本種鶏孵卵協会の全国推計に基づくもので、採卵用めすは5年連続、ブロイラー用ひなは7年連続で増加した。

日本種鶏孵卵協会は1月31日、平成30年12月分の鶏ひなふ化羽数調査結果(速報値、レイヤー29場、ブロイラー67場が回答)を公表した。

採卵用めすの出荷羽数(え付け羽数も同じ)は前年同月に比べ4.1%減の821万羽、ブロイラー用ひなは1.3%増の6336万7000羽。これを基に試算した採卵用めすの全国推定出荷羽数は4.1%減の870万9000羽、ブロイラー用ひなは1.3%増の6576万4000羽。

地域別(報告羽数ベース)では、採卵用めすは北陸、東海、近畿、四国、沖縄で増加。ブロイラー用ひなは東北、北陸、東海、近畿、中国、九州で増加。

この結果、平成30年の全国推定出荷羽数は、採卵用めすは前年に比べ3.4%増の1億1298万5000羽、ブロイラー用ひなは1.4%増の7億4105万3000羽となった。

地域別(報告羽数ベース)にみると、採卵用めすは北海道11.7%減、東北2.9%増、北陸4.6%増、関東・東山4.5%増、東海0.8%減、近畿52.6%増、中国2.6%減、四国9.3%増、九州7.2%増、沖縄16.5%増。ブロイラー用ひなは北海道2.9%減、東北2.9%増、北陸1.8%増、関東・東山0.4%減、東海0.4%減、近畿3.6%減、中国6.2%増、四国1.3%減、九州1.3%増、沖縄4.2%増となった。

12月の種鶏の出荷羽数は、採卵用は前年同月に比べ5.0%増の10万5000羽(うち種鶏めすは5.6%増の9万5000羽)、ブロイラー用は24.5%増の53万9000羽(うち種鶏めすは25.5%増の47万2000羽)。

この結果、30年の種鶏の出荷羽数は、採卵用は前年に比べ0.5%減の122万5000羽(うち種鶏めすは1.1%減の110万2000羽)、ブロイラー用は0.7%減の556万羽(うち種鶏めすは0.5%減の489万羽)となった。

※え付け羽数の表は統計情報のページに掲載しています