卵質検査と研修講演会を開く 関西鶏卵流通協議会

60人以上の会員が出席し熱心に研修を受けた

関西鶏卵流通協議会(宮﨑宏治会長)は7月19日、大阪市浪速区の難波市民学習センターで卵質検査と研修講演会を開いた。

あいさつした宮﨑会長(日興鶏卵荷受㈱社長)は、大阪北部地震、西日本豪雨と立て続けに発生した災害の被災者へのお見舞いの言葉を述べたうえで、同日の講演について「昨年の研修会で大変好評をいただいた佐藤智春先生には、2年連続で講演していただくほか、ケーオーアップの大槻氏と、ナベルさんからもお話を聞くことになっている」と紹介した。

卵質検査は、市販の卵の品質を真夏に検査することで、より良い商品づくりにつなげることを目的に毎年実施しているもので、今年は42サンプルを検査。結果はハウユニットの平均はAAの73.5(内訳はAAが23、Aが16、Bが3)、購入から賞味期限までの平均日数は12.3日、卵白高平均は6.2、カラーファンの平均は12.9、卵殻強度の平均は4.03となった。

佐藤智春氏(㈱クオリティーライフ社長)は、「『卵で人生100年時代を健康に生きるための知識~食事とコレステロールの誤解を完全払しょく~』のテーマで、コレステロールが少ないことで起こりやすくなる病気や、コレステロールの体内での合成経路、卵に含まれるビタミン・ミネラルとその働きなどを解説。ケーオーアップ㈱の大槻祐二統括本部長は『消費拡大の鍵は売り場から刺激を与えるコト』のテーマで講演した。