創立50周年事業でファベックスに初出展 ブースは連日大盛況 東京鶏卵事業協同組合

東京鶏卵事業協同組合の組合員と関係者が団結して運営

首都圏の鶏卵卸31社でつくる東京鶏卵事業協同組合は『組合創立50周年事業』の一環でファベックスに初出展。訪れたバイヤーらにオリジナル商品『津軽のたまご・じょっぱり』(生産は坂本養鶏㈱)や、組合員が長年販売してきた『奥久慈卵』(同㈱ひたち農園)の卵かけご飯を振る舞い、アンケートへの参加を求めた。

試食コーナーでは、1人につき卵1個を手渡し、あえて割卵は手伝わないことに。神谷岳行理事長(㈱千葉鶏卵センター社長)に理由を聞くと「食べるまでに時間がかかれば行列もできやすく、待っている間にパネルやパンフレットを見てもらったり、こちらから話しかけることができる。また、殻を割ってもらうことで試食者の印象にも残りやすい。割るときは机や器の角ではなく、平らな面で割るのが殻の混入防止につながることも伝えている」との答え。

全国たまご商業協同組合と共同開発した『たまご屋さんのたまごごはん用醤油』(正田醤油㈱製)や、業務用の『タマゴャのマヨネーズ』(丸和油脂㈱製)、フリーズドライの『本格派たまごスープ』(MCフードスペシャリティーズ㈱製)も紹介し、希望者にはサンプルを配った。

組合員と生産者が協力し運営する中で、3日続けて参加した坂本養鶏の坂本佐祐社長は「麺からスイーツまで、幅広い業態のバイヤーが立ち寄ってくれた。我々産地としても有意義な機会となった」とコメント。

神谷理事長は展示会への初出展を振り返り「1日につき1000食分のたまごかけご飯を用意したが、連日、昼過ぎにはなくなってしまうほどの大盛況であった。相当数集まった名刺とアンケート結果は今後、各組合員の営業活動に生かしてもらいたい」と話していた。

東京鶏卵事業協同組合の組合員は次の通り(順不同)。㈱アマダ東京、天野商事㈱、㈲和泉屋商店、㈱大石商店、㈲オオキフーズ、㈱オーナイン、大野商店、㈲神奈川鶏卵、川口鶏卵、㈲倉商店、㈱ゴールデンエッグ、椎名鶏卵㈲、㈱清水幸、㈲新海商事、㈱染谷商店、㈱高沢商店、㈱高杉商店、㈱玉新、㈱千葉鶏卵センター、東京中央鳥卵㈱、戸田鶏卵㈱、服部商店、㈲浜屋食品店、㈱細野商事、丸島商店、㈱山七食品、㈱山田茂商店、山田商店、㈲ヤマモト、吉田商店