令和2年度の出荷計画羽数は1.3%増 ブロイラーの南北主要産地

鹿児島1.5%増、宮崎1.3%増、岩手・青森1.3%増

(一社)日本食鳥協会(佐藤実会長)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月8日に開催予定の主要産地協議会を中止し、主要3県(鹿児島、宮崎、岩手とその周辺県)からの報告を基にまとめたブロイラー出荷羽数の令和元年度実績・見通しと令和2年度計画を3月26日に書面で報告した(令和元年4月から令和2年1月までは実績、2月は実績または計画、3月以降は計画)。

主要3県の令和2年度のブロイラー出荷計画は、上期(4~9月)は前年度比2.8%増の2億5295万9000羽、下期(10~3月)は0.1%減の2億5857万7000羽で、年度合計は1.3%増の5億1153万6000羽となった。多くのインテでは令和元年度の実績を上回る計画で、月別では、8月、11月、1月、2月を除き前年度実績を上回る見通し。

平成30年度の実績との比較では、上期は4.9%増、下期は3.4%増、年度合計は4.1%増になると見込まれる。

鹿児島県のインテの出荷計画は、上期は1.9%増の7030万9000羽、下期は1.0%増の7182万9000羽で、年度合計は1.5%増の1億4213万8000羽。

宮崎県のインテの出荷計画は、上期は3.7%増の7904万7000羽、下期は0.9%減の8026万4000羽で、年度合計は1.3%増の1億5931万1000羽。

岩手県・青森県のインテの出荷計画は、上期は2.8%増の1億360万3000羽、下期は0.1%減の1億648万4000羽で、年度合計は1.3%増の2億1008万7000羽となっている。

主要産地の令和2年度ブロイラー出荷計画