ナベルの卵質測定装置『DET6000』 全農ヨークカラーチャート2019に対応

より濃い卵黄色の測定が可能に

㈱ナベル(南部邦彦社長―本社・京都市南区西九条森本町86)は、6月1日から「全農ヨークカラーチャート2019」に対応した卵質測定装置『DET6000』を販売している。

『DET6000』は食品の安全・安心への要求を担保し、卵の品質を管理する検査装置で、高速かつ高精度に卵重やハウユニット、卵黄係数(ヨークインデックス)、卵黄色、卵殻強度などを測定できる。

5月中旬から卵黄色の評価指標である全15色の「全農ヨークカラーチャート」に16~18番目の色が加わり、全18色の「全農ヨークカラーチャート2019」としてリニューアルしたことから、ナベルはこの動きにいち早く対応し、より濃い卵黄色を測定できる『DET6000』の販売を始めた。これに伴い、すでに販売した製品についても「全農ヨークカラーチャート2019」へのバージョンアップに対応する。

また、従来はオプションであった卵黄係数(ヨークインデックス)測定機能を、6月1日から標準搭載した。卵黄係数の測定機能を搭載した『DET6000』は2017年の発売以来、多くのユーザーに支持されてきたが、今後のさらなる普及を後押しするために標準機能とし、従来のオプション追加価格よりも低価格で販売する。

さらに『DET6000』の日常点検に使われる「DET6000チェックキット」の定期的な検査サービスも開始する。品質を管理するうえで、測定機器の精度が求められる中、トレーサビリティーの考えに基づき、測定機器としての検査水準を保つことが重要である。このサービスを利用することで、より精度の高い測定が可能となる。

販売価格は定価90万円(税別)。問い合わせは同社(電075-693-5310、F075-693-5311、Eメール=nabel@mail.nabel.co.jp)へ。