スポーツとコラボで〝たまニコ活動〟 のだ初

球児の体づくりに卵を!!

初めて卵を割る子どもも。うまく割れるかな

野球少年たちに、体をつくる卵のパワーを教えよう!――。

鶏卵生産や食品加工・外食事業などを行なう㈱のだ初(野田裕一朗社長―本社・岡山県倉敷市)と、スポーツジムやベースボールスクール事業などを展開する「BA’Z(バーズ)ジム」(SEB㈱、大倉孝一社長―本社・同)は2月23日、毎年恒例の少年野球大会『第6回たまニコBA’Zカップ』を、岡山県浅口市立寄島中学校や近隣のグラウンドなどで共催。抽選で選ばれた20チーム、約400人が参加した。

同大会は、地域で野球をする子どもたちの保護者から「野球ができる環境を増やしてほしい」との声が多かったことから、のだ初が「たまニコカップ」として10年前に始めたもの。両社のコラボによる開催は6回目、第1回「たまニコカップ」からは10回目になる。

子どもたちは、野球で体をめいっぱい動かして、日頃の練習の成果を発揮。トーナメントへの参加は小学生のみだが、小学校を今春卒業したばかりの〝新・中学生チーム〟も混合で4チーム結成し、〝元・小学生〟の「お父さんチーム」とエキシビションマッチを実施した。

会場でアンケートも実施。継続的な取り組みが重要なようだ

お昼にはのだ初から、新鮮な卵を使ったTKG(卵かけご飯)が、保護者や指導者の分も合わせて約800食提供され、子どもたちは自分で卵を割り、TKGをほおばってニコニコ。

野田社長によると「毎回、子どもたちの一生懸命なプレーから、私たち大人が忘れがちになる大事なことを逆に学ばせてもらっており、閉会式では卵の正しい情報を発信し、〝卵をいっぱい食べて大きくなれ!〟と伝えている。ただ、会場で『たまごは1日に何個食べていい?』とアンケートすると毎年、3割くらいの子どもたちが『1個』や『0個』と答え、これまで卵を割ったことがない子や、卵かけご飯を食べたことがない子もいる。一方、大会を機に『家でもTKGを食べるようになった』との話を聞くと、苦労が報われたと思う」とのこと。他団体とのコラボや、様々な体験を通じた啓発活動など、卵の消費拡大には、まだまだ多くの可能性があるようだ。