キユーピータマゴとカナエフーズ合併へ

キユーピー㈱(本社・東京都渋谷区)は8月21日、100%子会社のキユーピータマゴ㈱(楠本正社長)と㈱カナエフーズ(三浦重之社長)が12月1日付で合併すると発表した。合併後の社名は「キユーピータマゴ株式会社」で、資本金は3億5000万円。東京都調布市の仙川キユーポートに本社を置き、キユーピー㈱取締役常務執行役員の齋藤謙吾氏が社長を兼務する。

マヨネーズ用原料や液卵を中心とした卵素材品を製造・販売するキユーピータマゴと、厚焼き卵やタマゴサラダなどの鶏卵加工品を製造するカナエフーズは、長年にわたり日本の鶏卵加工業界のパイオニアとして、顧客ニーズに即した商品を創出して市場を広げてきたが、近年の少子高齢化や女性の社会進出など社会環境の変化に伴い、食の外部化が進んでいることから、多様化する顧客ニーズへの対応力を強化するために合併を決めた。

新会社では、原料の調達から加工までを一貫して行なうことで、コスト競争力の強化を図るほか、品質力と技術力を向上させ、鶏卵加工業界のリーディングカンパニーを目指し、食の提案を加速させる。

両社の合併に伴う新会社の人事は次の通り。
(12月1日付)代表取締役社長 キユーピー㈱取締役常務執行役員・齋藤謙吾▽専務取締役(キユーピータマゴ㈱社長)楠本正▽同(㈱カナエフーズ社長)三浦重之